業務紹介

 

機械設備・電気通信設備 

機械設備定期点検

長大橋梁には、点検や補修を安全確実にまた能率 的に行うための点検補修作業車などが設置されています。
この設備は、各橋梁のために特別に設計されたもので、専門技術者が点検業務や定期整備に当っています。この他、明石海峡大橋の塔内部のダンパー設備や、ケーブル送気システムなどの点検を行っています。

電気通信設備点検

電気通信設備には、遠方監視設備や交通安全のための、情報表示設備など道路を利用するお客様の、安全を確保する重要な設備があります。これらの設備を日常点検・年点検を行い、損傷の発見や故障が発生した時は速やかに修理を行っています。

 

一般土木 

日常点検

日常点検は主に車上の目視や車上感覚により、視認や体感で点検を行うもので、ほぼ全線にわたって、日々点検を行っています。特に舗装の変状はお客様の安全に係るので変状を発見した場合は、近接目視を行い、必要な緊急処置を行います。

定期点検

橋梁などの構造物、トンネル、路面、交通施設など、5年に1回を目途に構造物の詳細を点検し、機能および性能低下の原因となる変状を早期に発見しています。ここで発見された変状は、長大橋点検と同様、各ランクに評価され、必要な補修を計画的に行います。

写真はコンクリートの非破壊検査で内部の 鉄筋の腐食状況を調査しているものです。

 

長大橋梁 

巡回点検

巡回点検は、お客様及び第三者に影響を与える恐れのある変状を目視点検により、発見することを目的としたもので、簡単な測定器による計測、塗膜の状況、ボルトの緩み等の点検など、触手点検も行っています。特に橋梁の継目である伸縮 装置・支承など常に温度変化や、荷重によって動く部位などが点検の重要ポイントとなります。本州四国連絡道路は代替路線が遠くの他の本四連絡道路となるため、高いレベルが必要とされています。

基本点検・精密点検

長大橋の機能を健全に保つための点検で、精密点検は5年に1回の点検を基本としています。この点検により、橋体の要求性能の低下状況を把握し、橋の健全度評価を行います。
この点検における変状は、小規模なものは早期に補修、塗装の塗替など大規模なものは予測や補修工法の検討を行い、計画的に補修が行われます。

 

点検結果の評価 

巡回点検

点検により発見された変状は6段階の判定評価が行われます。特にAランク及びEランクに判定された変状については緊急補修が行われます。また予防保全の思想から、Bランク・Cランクの変状をいかに速やかに経済的に補修するかが課題となっています。

判定 変 状 の 状 況
変状が著しく、安全性能または使用性能からみて、緊急補修の必要がある場合。
変状があり、安全性能または使用性能の低下がみられ、補修が必要であるが、緊急性を要しない場合。または、調査が必要な場合。
変状はあるが、安全性能または使用性能の低下がみられない。変状の進行状況を継続的に観察するか、または、詳細調査を実施する必要がある場合。
変状がないか、もしくは軽微な場合。
変状の有無・程度の判断が困難で、別の手法により再点検する必要がある場合。
安全な交通または第三者に対し、被害を及ぼす恐れがあり、緊急補修の必要がある場合。